pharmacy specialist専門薬剤師
地域の方々が住み慣れた場所で自分らしい暮らしを続けることができるように、地域包括ケアシステムの構築が重要となっている今、
薬剤師は高い専門性を発揮し、質の高い医療を提供することが求められています。
総合メディカルでは社内認定専門薬剤師制度を導入しており、研修制度を通して認定資格を取得するための支援も実施しています。
総合メディカルの薬剤師は、さまざまな領域で磨かれた専門性を活かし、地域の方々の健康を支えています。
前職仕事
私は以前、長崎県の急性期病院にて働いていました。そこでは主に外科・消化器病棟を担当し、病棟での服薬指導、薬剤管理などをしていました。
また糖尿病教育入院における糖尿病教室の実施やDMAT(災害派遣医療チーム)の資格取得、災害医療などについて幅広く勉強させていただきました。
転職理由
病院で勤務し、チーム医療を肌身で感じることができた点はとてもよかったのですが、病院の特性上、どうしても早期退院や早期転院となる患者さんが多く、一人の患者さんに長期間継続して服薬指導や生活指導を行えなかったことが転職を決めた一番の理由です。
2019年入社本村 真悟さん
総合メディカル(そうごう薬局)を選んだ理由
患者さんにより深く、長期間関わることができる場として調剤薬局が一番適しているのではと考えました。大学の先輩も多く活躍されていること、学生時代に実務実習でお世話になった経験があったこと、研修制度がしっかりとしており、スキルアップできそうと思ったこと、医薬連携というスタンスで医療機関と協力して患者さんのケアを行っていることなどが理由になります。
現在の仕事内容・やりがい
社内の薬剤師活躍支援プログラム(がん)に参加し、外来がん治療専門薬剤師の資格取得のため、2021年7月に天神中央店へ異動しました。
2023年4月に外来がん治療認定薬剤師(APACC)の資格を取得し、外来がん治療専門薬剤師(BPACC)も病院研修を経て、無事に2024年1月認定されました。
日々の業務としては主にがん患者さんの服薬指導、副作用マネジメント(支持療法の処方提案など)、電話でのフォローアップ、トレーシングレポート作成・病院へのフィードバック、後輩の育成・指導など幅広く行っています。学会発表も積極的に参加、発表しています(医療マネジメント学会、日本臨床腫瘍薬学会など)。
また資格取得に伴い、社内での講師(PLUS研修)、社外での講演会(福岡市薬剤師会、福岡オンコロジー病診薬連携研究会)や勉強会の講師(九州がんセンター 連携充実加算に関する勉強会)などの仕事も増えてきています。
病院時代は特に強みがありませんでしたが、資格取得を通して自身の強みができました。社内外問わず活躍の幅が広がっており、日々薬剤師としてやりがいを感じております。
がんは日本人の二人に一人はかかるとされており、近年は外来で治療を受ける方も増えてきています。そうした患者さんが一人でも多く、安全・安心にがん薬物治療を受けることができるようサポートしていくことが今の自分の役割、使命だと感じています。今後は、自分が得た知識、経験を後輩にも伝えていき、社内外含め薬局薬剤師全体のボトムアップを担えるような人財となっていきたいです。